季節が変わり行く雨なのかなぁ?
雷&ざっと降る降り方、ギニアだ…
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ファラナーからコナクリに戻って5日目、日本帰国まで2週間程と言う、超ナーバスな時期に追い打ちをかける事件が起こる。
レッスン後にマディナに買い物に行き、えっちらおっちら重い荷物を持って帰宅したら、家の屋根がなくなって居た。
クルマンケの家は、6軒の家が横並びに連なった長屋で、その内の1軒が雨漏りをしたらしく、修理の為に6軒分全部の屋根を剥がしやがった!
( ̄□ ̄;)空いた口が塞がらない。
こんな時な限ってクルマンケは出かけていて、とにかく家の中を確認すると、マタム地区は雨が降らなかったらしいが、出掛けた後に家があるマトト地区は降ったみたいで、屋根を剥がした木クズや屋根に乗っていた赤土埃やらが、雨水と共に部屋中に散乱。
水浸しの泥まみれで夢でも見てるのか、悪夢なら覚めてくれ!とはこの事…
脱力して、近所の軒に座ってクルマンケに電話。
とにかく早く帰って来ーいっ‼ヾ(`□´)ノ
とだけ伝えて、後は近所の奥さんに説明してもらった。
近所の奥さん達はこんな状態になっても不安がる事なく、いつも通りご飯を作ったり洗濯したり。
「ミホ、座り込んでないで、部屋掃除しよう!手伝うから!」
と、近所の奥さん達が言ってくれて泣きそうになった。
大丈夫!一人で少しづつやるよ!
クルマンケも直ぐ帰って来るし。
(;▽;)とは言いつつ、心は泣いてたよ~。
みんなの優しさと何とも言えない虚しさと…
やっぱり私はこの国ではとても弱すぎる。
そして、ギニア人はとても親切で頼りになる。
想定外の事にも動じず状況を受け止めて行動する、私には中々出来ない事だ。
とりあえず裸足では歩けない位の木クズや崩れ落ちた壁片を片付け、雨水を部屋からかき出し雑巾かけをし、汚れた食器を洗っているとクルマンケが帰って来た。
こいつ~っ!(−_−#) 粗方終わってから呑気に帰って来やがってっ!
とは言ってませんが、私が粗方片付けた後を手際良くササーッと掃除してくれて、あっと言う間に綺麗になった。
ベッドのマットレスも泥まみれだったので、夜は床にシーツを2枚引いて寝た。
蚊帳の位置がいつもより低く、キャンプテントみたいでちょっとテンションが上がる。
これ位の事でもテンション上げて行かないとね。
近所の奥さん達は、「今夜は良い風が入って良く眠れそうね~」とポジティブ発言をしていた。
その夜と言うか夜明け前の5時頃、本気の本降りの雨が降る。
屋根の下に大きな米袋を養生シート替わりに貼っていたので、部屋の中は雨漏りがする箇所が多数あるものの、軽い雨をしのげる場所はあったのでそこへ避難して雨が弱まるのを待ち、又クルマンケが掃除をしてくれた。
気力を無くして座り込む私に、
「以前住んでいた家もこうだった。懐かしい、あの頃を思い出すよ。」
以前住んでいた家は、私も行った事があり私にとっても思い出深い。
ギニアエキスプレスと言う鉄道建設の為に取り壊されてしまった。
昔を思い出して、ちょっと元気が出た。
しかし…
屋根の修繕工事は、大家さんの資金不足でギニア出国日5日前まで行われなかった。
10日間、屋根のない家に住んでました。
途中、知り合いの留守にして居る部屋に避難させてもらったりした。
屋根のない10日間は良く雨が降り、屋根が新しくなってからは全く降らず。
ça c'est la Guinée .
屋根を枝
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