お久しぶりのブログ更新です。
申し訳ございませんm(_ _;)m ヒラニ~ヒラニ~
決して夏バテではないんだけど、PCに向うとなえてしまって
「ま、いっか~ <( ̄3 ̄)>~♪」になってしまう。
いか~ん!シャキッとせねば!
さて、今年のギニア渡航の続き。
思えば帰って来て3カ月たってないんだね。
でももう今年も残すところあと4カ月しかない。
時間が経つのが早すぎて追いつかないから考えるのはやめます。
日本国内では毎週金曜やたまに土日等にも原発再稼働への抗議行動
が各地で平和的に行われています。
平和的だから、長く続けられるし(本当は早く抗議行動を起こしている
側の要求が認められて終息して欲しいところ)小さい子供や女性、
年配の方々等も参加出来る利点があると言って良いのかなぁ。
選挙権のない未成年の若者も参加していると言う記事も
読んだ事があって、とても良い事だと思う。
アラブの春ではないけれど、TVで良く見る様なちょっと過激なデモに
今年ギニアで遭遇しました。
デモって言うか、あれは暴動でした。
・・・・・・・・・・
ファラナーに出発する前日、とうとう明日だね~♪と話しながら
アミナタと朝のレッスン中。
レッスン場から通りをはさんで向こう側って位しか離れていない、
コナクリ市内で1番大きいんじゃないかとアミナタが言っている、
中高一貫校なのかな?とにかく大きくて立派な学校があるんです。
(在ギニア日本大使館も文化交流とかで、何故かこけし人形をもって
訪問したとかなんとか…)
ウォーミングアップの最中から何やら外が騒がしくて、何だろね?
なんて言いながらレッスン。
ギニアでは痴話喧嘩でもなんでも、関係ない周りの人が口を出したり
話を聞いてくれたり、止めに入ったりして騒ぎが大きくなる事もあるから
(そしてみんな声が大きいし)続けるよ~ってアミナタも気にしていなかった。
その内みるみる騒音が大きくなってきて、私たちの好奇心が
抑えられなくなり外へ出てみると、学校から蜘蛛の子を散らすように
生徒たちがキャーッ!キャーッ!ウォーッ!ウォーッ!何か叫びながら
逃げ惑い、きっと教室内では机や椅子をなぎ倒しながら逃げているのか、
木と木がぶつかりあう激しい音も響き渡っていて、とにかくただ事じゃ
なかった。
「プロヴィゼール ゼーロッ! プロヴィゼール ゼーロッ!」って叫んでた。
「プロヴィゼール proviseur 校長」の事とgoogle翻訳には出ています。
「ゼロ」は「0」ね。
時期的に丁度学年末か学期末で、その成績が納得いかずのこの騒動らしい。
「コナクリの若いコたち、なかなかやるなぁ~。
大人に対して、しかも先生であっても納得いかないと思っている事を
口に出して意見する事は素晴らしいけど、暴力はいけないね。」
とアミナタと話しながら眺めていたら、レッスン場の大屋さんがやって来て、
「何してるんだ!危ないから中に入れ!」
と怒られてしまった。
入口の鉄格子扉を閉めて、レッスン再開。
でも騒ぎは収まらず、扉のしまっているレッスン場に逃げ込もうとする
生徒たちもいた。
近くに警察署も軍の施設もあるのに止めに来ないのは、
相手が子供たちだからだろうね、とアミナタ。
そうか~そうなのか~と思っていたらパーンッ!と軽い音がして、
アミナタが急に苦しみ出して、「ミホッ!ガスッ!家に帰るよっ!」と言う。
「ヘ?何?ガス?」
と思っていたら、目が開けていられなくなり、鼻の中やのどの奥、
肌の露出部分が唐辛子を塗られた様に痛くなり、まさかの
催涙ガス初体験 in Guinee。
(パーンッ!は催涙弾の音。トウガラシスプレーとう言う催涙スプレーの
一種もある様なので、この痛みの説明は近いかも。)
レッスン場には屋根がなく、生徒たちが入って来れなくてもガスは
降り注ぐ。
息も出来ず、目も開けられず、とにかく走って走ってアミナタの家に逃げた。
アミナタの家周辺は開けていて風通しが良く、逃げ着いた頃には
ここじゃダメだって言われて、裏の家に一時避難させて貰う事に
なったんだけどアミナタが先に行ってしまい場所が解らず、
痛いし苦しいしで大パニック。
丁度その頃、足首を骨折してギブスをはめていたアミナタの旦那もいて、
彼は走る事も出来なくてびっこ引きながら逃げていたけど、私もアミナタも
自分たちの事に必死で、「ごめん!自分で逃げて!」みたいな感じで
置いてきちゃった、ごめんね。
ちゃんと無事でした☆
レッスン場、学校、アミナタの家の位置関係はこちらのリンクを観てね。
催涙弾は2、3発投げられ、騒動はあっと言う間に終息。
催涙弾を放ったのは勿論ギニア軍です。
TVやラジオのニュースで流れるのかな~何て思ってたけど、
うちにはTVがなく、ラジオのフランス語は解らず、その後どうだったかも
解らず。
でも次の日には普通に学校やってた。
これが1回目の催涙ガス体験。
2回目は、ファラナーから帰宅後。
ギニアの国立劇場広場の野外ステージで、タカナ・ザイオンと言う
ギニア出身のレゲエ歌手のライブがあるとの事で、クルマンケと彼の
従兄弟と観に行った。
クルマンケのグランも行くとの事で、何故かそのグランとお揃いで
ラスタカラーの日本じゃ着れないド派手なポロシャツを、グランの彼女さんからプレゼントしてもらい、
日本で着れなきゃここで着るしかないじゃない!て事で、夜だったし、
街にくり出すし、ちょっとおしゃれして出掛けて行った先での催涙ガス。
ところで、ギニアでの大物アーティストライブって、対バンライブでもないのに
素人なのか何なのかわからない前座アーティストが踊ったり歌ったり、
挙句ミスコンまで始まったりする。
例えば「今夜のライブは20時~だよ。」と言われても、
本人が出てくるのは23時だったりするのは何で???
なので、そのタカナのライブも20時位からだったけど21時に家を出れば
良いんじゃない?とのんびり出発。
会場は野外で、特に何かに覆われて隠されている事もなく、姿は小さいけど
音はダダ漏れだし、まぁ、ディスコティック気分で只で観れるよねって
人達が、会場に面した道路の中央分離帯の高台に上って眺めていた。
ダフ屋が、「チケットあるよ~、いくらだよ~…」って売り歩いてたけど、
私たちもここで良いよね?と高台に上って眺めることにした。
もちろん、メインのタカナはまだ出てくる気配がない。
すると、暗い夜空にパーンッ!の音と共に見覚えのあるものが打ち上る。
クルマンケが「花火だ~。」
と言うので、「あ~、ロケット花火だね~、珍しい~。」と、そのロケット花火風のものを眺めていたら、
花火の上がった遠方から、目鼻口を押さえてせき込みながら走って
逃げてくる人、人、人…
「ガスだぁーっ!」
まぁ~じぃ~でぇ~っ!!!!!!!!!! ε=ε=ε=┏(゚ロ゚;)┛
前座の1曲も聞き終えてない位の到着して数分の出来事だった。
幸い、この時気付いたのが早かったのと、催涙弾が放たれたのが
遠かったので1回目の様な苦しみや痛みはなかったけど、後日聞いたら、病院に運ばれた人が沢山いたとの事。
催涙弾が放たれた理由は、会場に入らず只観している人達を追い払う事。
てかさー、お金払って入った人達にも多少の被害は出たんじゃないの?
ま、これがギニアなのかも。
毎年何かしらのドッキリがある。
気を付けていれば楽しく過ごせるけれど、やはりそれなりの代償があったりなかったり。
でも良い所ですよ~☆
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