2012/07/13

ストレスかぁ・・・

年を取るにつれて、自分の【心】が言うこと聞かなくなる事が増えたように思う。

それは、 【心】が大人になりきっていないようにも思う。


夕食を取りながら、BGM程度にNHKの「特報首都圏」と言う情報番組を観ていた。

テーマは「ストレス爆発をどう防ぐ」。


精神科医の先生が言っていた事が、なるほどと思ったのでちょっとメモ。

・子供がなぜ泣くか、それは、自分の思い通りにならない怒りの表れ。

・現代人は他者へ話したり相談できずに溜め込んでしまい、それがストレスとして
溜まり、爆発の矛先が他人と自分の2つに分かれる。

・他人爆発型は、暴力や暴言として他人を傷つける。
例として、駅のホームで見ず知らずの人を突き飛ばしてホームの下へ
転落させてしまった事件。
病院で、入院/通院患者が病院業務員に対して吐く暴言。
図書館などで、ボールペンで字を書く音、本をしまう音などが気になって言い合いになる等。

・自分攻撃型は、誰にも相談できない事から、会社を休職せざるを得ない状態に陥る事。

・現代日本社会は、非常に便利になって来ている。
例えば、食べたい時にファーストフード等すぐに食べたいものが手に入る、欲しい物が
時間をかけずに思ったらすぐに入手可能になっている。
そのせいで、少しでも思い通りにいかないと我慢が出来ずにストレスになってしまう。


一番最後に書いた事は、私にとっては目からうろこ。
じゃあ、逆に不便な事はストレスにならないのか?

いつものごとくギニアを例に挙げると解りやすいかもしれない。

ギニアはいつ、何時に電気が来るかわからない地域がほとんど。

電気が来ても大体夜だから、いつも深夜勤だと言う友達もいた。

大変だねって言うと、「仕方ないよ、それが僕の仕事だから。」で終わる。


今年ギニア滞在中に、いきなり住んでる家の屋根の修繕工事が始まり、
大家さんのお財布事情で部材が入手できずに、1週間雨ざらしで暮らしていた。

もちろん雨は降る。

雨が降る度に雨水をかき出し、掃除。

雨は大体深夜か早朝に降るので、睡眠もままならず掃除。

私は精神的に参りそうになるが、彼氏は慣れた手つきであっという間に掃除をし、
「以前住んでた家もこうだった。あの頃を思い出す。」と話してくれた笑顔に救われた。

不便な事は、不自然ではない。

ギニア渡航の準備の度に思うことは、何でもある日本で「これ用にはこれ、あれ用にはあれ」
と言う様にそれ専用の道具が揃い過ぎていると言う事。

代用できないものは仕方ないけど、こんなものまで必要なのかな?と思うものが沢山あふれている。

それが豊かさなんだろうか?

でもストレス社会なんでしょ?

ストレスにならない様に便利になりすぎて、我慢する【心】が退化してる。


最後に、ある会社の試みで、古民家をその会社で貸切り、日替わりで他部署の社員同士数名で
共同生活を送る例が紹介されていた。

日常生活から離れてリフレッシュする事と、他部署同士で仕事を離れて生活することで得られる信頼関係等を培う事が目的だそうだ。

以前はその会社では休職者が絶えなかったらしいが、今ではゼロだと言う。

その会社の事務所内が映し出された時、ある女性社員がなんと!バランスボールに座って
デスクワークをしているではないですか!?

他のデスクにも、普通なら椅子がおいてあるスペースにバランスボールが仕舞われていた。

何て良い会社だ~( ̄▽ ̄)

























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